アンダラス大学での特別講義 アンダラス大学での講義 先の1月にインドネシア大学と共催したセミナーの余波で、今週、西スマトラ州パダンのアンダラス大学で特別講義をさせてもらいました。1月のセミナーに参加された、ファジャール・ゲンビラさんという講師…

20年ぶりのバレンタインデー

2001年の10月以来、毎月インドネシアへ出かけては帰ってくるパターンで、ずっと過ごしていました。おおよそ月の初めのほうと終わりのほうは日本にいて、あとはインドネシアなので、この20年間、バンタインデーに日本にいたことがなかったのです。それが、去…

インドネシアの国際セミナーを終えて

国際セミナーのパネリスト・司会・スタッフ 2021年1月27日(水)午後1時から午後4時(日本時間:午後3時~午後6時)に、国際セミナー「インドネシアのオルターナティブな開発のための適正な技術選択-持続可能なポストパンデミック社会に向けて」が、APEXとインド…

ブラウィジャヤ大学で講演

「適正技術と代替社会」の本のインドネシア語版が出てから、機会ある毎に大学などで話させてもらっていますが、今回は、東ジャワ州のマラン市にあるブラウィジャヤ大学で講演させてもらいました。2015年12月14日のことです。日本ではそれほど知られていませ…

コミュニティ排水処理システムの竣工式

今月は、中部ジャワ州テガール市のスレロックというコミュニティで、コミュニティ排水処理システムの竣工式がありました。2015年11月6日のことです。現在実施中のプロジェクトでは7基目、以前のプロジェクトの分も含めると9基目になります。テガール市では2…

ジャナバドラ大学で講演

バンドン工科大学、インドネシア大学に続いて、ジョクジャカルタのジャナバドラ大学(Universitas Janabadra)という大学で話をさせてもらいました。あまり有名な大学ではないのですが、1958年設立で、法学、経済学、工学、農学の4学部に約4,000人の学生を擁す…

インドネシア大学で講演

『適正技術と代替社会』のインドネシア語版出版にちなんで、バンドン工科大学で講義ができたので、次はインドネシア大学かガジャ・マダ大学当たりで・・・と考えていたら、思いがけずインドネシア大学での講演が実現しました。ただ、今回は大学のカリキュラ…

バンドン工科大学で講義

『適正技術と代替社会』のインドネシア語版が出たので、コミュニティ排水処理の事業やバイオマスのSATREPS事業の紹介も兼ねて、ほうぼうの大学などで話をさせてもらうことを考えていましたが、それが意外と早く実現しました。それも、インドネシアの理工系で…

適正技術と代替社会、インドネシア語版

2012年の夏に出した『適正技術と代替社会―インドネシアでの実践から』(岩波新書)のインドネシア語版"Teknologi Tepat Guna dan Dunia Alternatif"が出ました。インドネシアでは最大の出版グループであるコンパス・グラメディアグループの出版社からです。今…

バイオマスガス化、次の段階へ

2000年から取り組んできた、粘土を用いたバイオマスの流動接触分解ガス化の技術開発は、2009年までで実証テストプラントの運転を終えたあと、廃棄物系のバイオマスで発電する検討をしたものの、発電ではなかなか経済的に成り立つのがむずかしく、足踏み状態…

インドネシア仕様になった体

毎月インドネシアと日本を往復する生活を、もう12年ほども続けているのですが、体のほうが、インドネシアか日本か、どちらかに合わせないとやっていけないと判断して、インドネシアのほうに合わせてしまったようです。 インドネシアでは滅多にお腹をこわした…

村井さん、どうぞやすらかに

一昨日(3/24)、村井吉敬さんの通夜に参列してきました。近親者のみというので、行くかどうかずいぶん迷いましたが、4月8日ではもうお骨になっているなと思い、ダメもとで出かけてみました。 ご自宅にたどりつけるか不安だったのですが、下総中山の駅前で、た…

コミュニティの住民とのミーティング

1年半ほど前に始まった、コミュニティ排水処理のプロジェクトを続けているのですが、その中でコミュニティの住民との会合が、重要な仕事というか、イベントというか、になっています。 今月は、中部ジャワ州の北岸沿いのプカロンガン市のパンジャン・ウェタ…

適正技術の国際会議を終えて−その3

(前のブログからの続きです)かくして国際会議は、ずいぶんいい雰囲気の中で無事に終わりました。朝から夕方まで全部のプログラムに参加するのはたいへんだったと思いますが、途中退席は少なく、多くの方に最後までつきあっていただけたのはさいわいでした。 …

適正技術の国際会議を終えて−その2

(ひとつ前のブログからの続きです)そのように無事、会議が始まって、エミール・サリムさんのご講演、植田和弘先生のご講演…と、進んでいきました。エミール・サリムさんとは、会議に先立ってジャカルタで打ち合わせしたのですが、超多忙な中、会議の趣旨とか…

適正技術の国際会議を終えて-その1

ここ数か月の間に、私にとってもAPEXにとっても大事な出来事がいくつかありました。ひとつは、適正技術についての本を出版できたことです。「適正技術と代替社会−インドネシアでの実践から」(岩波新書)という本です。この本については、なかなかひとことでい…

見田宗介著作集を手にして

昨年の11月から、社会学者の見田宗介さんの著作集の刊行が始まりました。まだその一部を買って机の横に置いてあるだけで、なかなかじっくり読む時間がとれないのですが、連休に入って、やっと少しページをめくりました。 見田宗介さん(本当は見田先生と呼ぶ…

Seminar Jatropha (ジャトロファセミナーのお知らせ、インドネシア語

Seminar JatrophaPada September 2008, telah diluncurkan proyek “Pengembangan Daerah yang Ramah Lingkungan dengan Aneka Pemanfaatan Jarak Pagar di Indonesia” di kabupaten Sikka, Propinsi Nusa Tenggara Timur, Indonesia. Proyek tersebut dilaks…

コミュニティ排水処理の新規事業

このように忘れた頃にポチポチと書くのでは、とてもブログとはいえませんが…。 コミュニティ排水処理の新しいプロジェクトが立ち上がる見込みとなりました。先に書きましたように、昨年の3月に、スラバヤで開かれた分散型排水処理の国際会議に参加したのです…

分散型排水処理の国際会議に参加して

3月22日から25日まで、東ジャワのスラバヤで開催された、開発途上国での分散型排水処理に関する国際会議に参加しました(会議自体は26日まで)。IWA(International Water Association)と、BORDAというドイツのNGOの主催で、”Decentralized Wastewater Treatmen…

化石燃料消費の世界標準−COP15後の合意のために−

COP15は、決裂するよりははるかにましであったものの、むずかしい課題を先送りする形で終わったと思います。合意を妨げている最大の要因は、先進国と途上国の対立〜意見の相違であることはいうまでもありません。交渉の過程を見ながら、先進国と途上国がとも…

竹内レッスンのこと

演劇家であり、からだとことばのレッスンを通じた独創的な教育者でもあった竹内敏晴さんが先月亡くなりました。今日(10月18日)、鳥山敏子さんが主宰されている立川の東京賢治の学校で、竹内さんを偲ぶ会があって、参加してきました。実は、80年代前半の約3年…

ボトリオコッカスのこと

最近、ボトリオコッカス・ブラウニーという藻のことが話題になっていると聞いて、ああそうなのか、と何か格別の思いがよぎりました。実は私自身が、以前この藻の実験研究をしていたからです。この藻のことを知ったのは1990年頃のことで、当時私はまだ会社勤…

カリウラン通りを渡る

毎月ジャワ島中部のジョクジャカルタと日本を往復しながら仕事しているのですが、ジョクジャカルタの住まいとしては、事務所の近くの民家の二階を間借りしています。そこから事務所まで歩いて15分くらいの距離です。 通勤路はおよそおだやかな住宅街で、木立…

適正技術の源流を訪ねて

APEXの活動は、主に適正技術を軸として展開されていますが、その適正技術の概念は、「スモール・イズ・ビューティフル」を著したE.F.シュマッハーによって先駆的に打ち出されたといわれています。そのシュマッハーが1966年に設立した中間技術開発センター(IT…